学童保育
学童保育事業の業務
NPOこどもサポート・みんなのおうちの「学童保育事業」の業務は子育て家庭の就労支援と共に放課後のこどもたちの居場所と成長のための時間を創っていきます。
学童保育クラブは、学校や家庭と思いを共有しながら楽しい放課後の時間を提供しており、クラブのチームリーダーとして「学童保育の運営」の業務に携わっていただきます。
1日の流れ
午前
10:00 出勤して事務業務
事務業務の一部として、こどもの居場所づくりと成長への支援計画づくり、学童の日誌の記入、保護者からの連絡対応、出席予定のこどもの確認、etc. があります。
また法人内の事務業務にはシフト作成、スタッフ教育、安全・衛生管理、おやつや備品等の発注、保護者・学校・行政との関係づくりや地域との連携、etc. があります。
この時間を「学童保育事業」の質を高め、こどもや保護者の方々へより良い支援を提供できるよう努めています。
12:00 お昼休憩
13:00までお昼休憩となります。
午後
13:00 開所準備
午後からは開所の準備を始めます。15時に提供するおやつの準備(賞味期限やアレルギーチェック)や学童内の清掃を行います。こどもたちが気持ちよく放課後の活動に移行できるよう準備を進めます。
14:00 支援員ミーティング
当日の支援内容・計画について、情報共有をします。支援の質を高めるために、支援員一人ひとりの意見を議論し、目標を立て、実行できる取り組みを行います。
15:00 おかえりのじかん
学校終わりのこどもたちが帰ってきます。入退室管理はICカードで!そしてこどもたちに「おかえり!」とあいさつしてお迎えする時間です。その時のこどもの声や反応で体調や調子がわかる重要な時間です。
15:30 おやつのじかん
一緒におやつを食べ、学習サポートをします。この時間はこどもと支援員同士が一緒になごやかに楽しむひと時でもあります。またこどもにとっておやつは、栄養補給(補食)としての役割とともに、気分転換をし、遊びや活動のもとになる活力を充実させる働きがあります。
16:00 あそび・まなびの時間
この時間はあそびや学習のサポートを行います。
あそびの時間はこどもが最もこどもでいられる時間であり、ワクワクして安心して遊ぶことができる時間と空間と仲間を創っていきます。とことん一緒に遊んでみて、こどもたちのワクワク・ドキドキを引き出します。
まなびの時間はこどもが自主的に宿題や勉強を進めていくことが出来るよう取り組みを行います。宿題・勉強をすることはこどもたちにとって大切な生活の一部と考え、勉強をする習慣や、どうしたら集中して取り組むことができるかなど、その時間を成長のための時間にしていきたいと考えています。
17:30~19:00 お迎え、またあした!の時間
お迎えに来られた保護者に学童での様子を伝えたり、お迎え前のこどもたちとゆっくり過ごします。また保育日誌の入力や事務作業を行います。
お迎えに来たら、「またあしたね♪」とあいさつして明日を迎えられるようにします。
共せい(生・成)すること
私たちの仕事は、こどもと共に生活すること、こどもと共に成長することです。
こどもたちが本当の意味で成長できるチャンスは、教えてもらう時ではなく、自分自身で体験したときだと考えています。もちろん、教えてもらったことが体験とつながるときも大きな学びになるでしょう。ですから、自分自身で体験していけるように、私たちは常に「先生」である必要はなく、その場面、その時々に応じた役割に変化します。
「父」「母」「兄」「姉」「支援員」「友達」「おじいちゃん」「おばあちゃん」「近所のおじちゃん」「近所のおばちゃん」
一人で何役もすることもありますが、みんなのおうちには10代~60代までスタッフがいるので、それぞれの役割を持ってこどもたちとかかわっていきます。そのかかわりの中で、こどもたちから大切なことを教えてもらうこともあります。私たち大人からしてみればあたりまえなのかもしれないけど、こどもたちだからこその柔軟な発想に驚き、新たな視点を知ることもあります。このように、こどもたちだけでなく、みんなのおうちで働く私たち自身も成長できる場になっています。
一つのおうちとして、また地域社会として、こどもたちが自分自身で体験し、成長していけるように私たちは「共せい(生・成)」します。
一人ひとりの居場所となるように
私たちは、こどもたちが過ごす環境が、「一人ひとりの居場所」であってほしいと願っています。
そのため、私たちは、こどものありのままを「認める」ことが大切だと考えています。こどもを大きな集団のみんなと捉えるのではなく、一人ひとりと捉え、それぞれの違いを認め合う。
そのこどもが大切にしているものに思いを寄せ、共有できる居場所を目指していきます。
成長のための時間にする
みんなのおうちで過ごす時間は、異年齢で過ごす「遊び」と「生活」の時間です。私たちは、それを成長のための時間と位置づけます。
「楽しい」に加え、時には失敗やつまずきの経験が、その後の大きな成長につながっていきます。
そのための失敗やつまずきを、排除するのでなく、こどものつまずきに寄り添い、一緒に考え、今後の成長につなげることが出来る私たちでありたいと思っています。