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設立の経緯
設立趣旨書
1. 趣旨
21世紀は、少子・高齢化社会といわれています。現在の社会・地域・労働の環境は、子どもを生み育てることに過大な負荷を与え、また、そのことが未来を担う子どもたちとその保護者にとって多くの問題を生じさせています。
そうしたなかで、働く保護者の子育てを支援し、次代を担う子どもたちの健やかな成長を援助することを目的とした学童保育の社会的役割はきわめて大きくなっています。私たちは「働いているからこそ、より豊かな子育て」をめざし、子どもにとって安全かつ安心な、そしてより豊かな放課後を過ごすことができる場を作らなければならないと考えています。
私たちNPOこどもサポート・みんなのおうちは、子どもたちの豊かな放課後を保障するためには、
- 学童保育においては、事業の公共性、社会的役割にふさわしい、安定的で健全な運営を実現できる組織が必要である
- 学童保育においては、子どもたちが健やかに成長する環境を充実させるために指導員の質的な向上とそれにふさわしい地位の確保が必要である
- 学童保育においては、保護者・指導員・行政だけでなく、地域社会の支援が必要である
- 子どもたちの健やかな成長のためには、学童保育と連携した、さまざまな手法による取り組みが必要である
と考え、その事業を行う主体として、これらの学童保育の諸課題の解決、社会的役割の達成のため、学童保育への熱意を持ってその運営にあたる組織を設立することとしました。
また、学童保育のみならず、子どもたちの健全な育成に寄与する事業を行うことも、子どもを生み育てる営みを支援するという地域社会の大きな役割に沿う事業の領域として取り組んでいきます。
2. 申請に至るまでの経過
1992年6月 大津町の2つの小学校に公設民営(保護者会運営)の学童保育所が開設される。(大津小学校「つくしんぼクラブ」、室小学校「ジョイキッズクラブ」)
2003年7月 大津町学童保育運営委員会において、安定した経営形態の可能性を共に模索していく ことが確認される。以後発起人会発足まで数次に亘り検討のための会議を実施。
2004年6月20日 発起人会発足
2004年8月28日 設立総会